球児たちはおおはしゃぎ!高校野球の優勝祝いは海外旅行?
たくさんのドラマをみせてくれた甲子園大会も無事に終了。優勝した東海大相模ナインをはじめ、思い出に残る激闘を幾度となく演出してくれた甲子園球児たちには改めて、「ありがとう! そして、お疲れ様!!」と感謝を込めて伝えたい。
地元に戻れば、甲子園球児に手厚いおもてなしが待っているだろうし、優勝となると、お祝い行事で大変なことになるかもしれない。これは内輪の話で、甲子園優勝で公式的に授与されるのは、チームに優勝旗と個人にメダルといったものくらいだろう。アマチュアスポーツであるし、日本学生野球憲章を考えると当然といえば当然の話だ。
しかし、遡ること約90年前の昭和初期、優勝チームにはその健闘と栄誉を称え、なんと「海外旅行」がプレゼントされていた時代があったという。正確にいうと春のセンバツ大会優勝チームに、夏期休暇を利用して、アメリカ見学させるという、当時としては誰もが想像しなかったような企画が打ち出されたのだった。そんな豪華プレゼントにまつわるエピソードを掘り起こしてみよう。