プロ野球選手になれなくてもプロ野球に関わりたい。そんな思いを叶える仕事は、見回してみると実はたくさんある。週刊野球太郎ではそんな「プロ野球に関わるお仕事」に携わる人たちを直撃。第2回となる今回は報道現場の最前線に立つ新聞社のカメラマン、いわば「写真記者」のAさんとBさんが登場。
20代後半の2人は大学時代の先輩・後輩で、大学ではスポーツ文化を変革させたい」という志で発足したサークルに所属しながら報道の道を目指していたという。
前回の前編では、写真記者になった経緯、写真記者のあり方、事件や政治にまつわる写真とスタジアムで撮る野球写真の違い、投手、打者、アウトカウントなど様々なシチュエーションに応じて打球の方向や展開を読んだ上で頭を使って撮らなければならない野球写真の難しさなどを聞いた。
また、選手のキャラクターを伝える写真を撮るためには一般の記者と同じように被写体のことを、ここに至る背景やドラマを踏まえて知っていなければならない心構えを話してくれた。
この後編では具体的な選手名を挙げながら撮影のコツ、試合展開を読んだうえでの備え、印象深い1枚などについて聞く。