《阪急・オリックス韋駄天列伝》糸井嘉男が去る今、阪急、オリックスの盗塁王を振り返る
今シーズン、糸井嘉男は53個の盗塁を記録し、35歳で盗塁王に輝いた。35歳での盗塁王は、阪急の福本豊、近鉄の大石大二郎と並ぶ最年長記録。オリックスとしては、2002年の谷佳知以来の盗塁王だ。そこで今回は、阪急、オリックスの盗塁王を振り返ってみよう。
◎高い成功率を誇った谷佳知
谷佳知は、1997年にオリックス・ブルーウェーブに入団。イチローとともに鉄壁の外野陣を形成した。1999年に24盗塁、2000年に23盗塁、2001年に27盗塁とコンスタントに盗塁を重ね、2002年にはついに41盗塁で盗塁王に輝いた。そのシーズンでの盗塁刺はわずかに4つ。盗塁成功率.911という高い数字を記録した。ちなみに今シーズンの糸井は53盗塁の17盗塁刺。成功率は.757だった。