読者の皆さま、明けましておめでとうございます。
楽天の球団創設以来初の日本一で幕を閉じた昨年の日本プロ野球。田中将大(楽天)の開幕24連勝の世界記録や、バレンティン(ヤクルト)の本塁打記録更新、長嶋茂雄&松井秀喜のW国民栄誉賞受賞など、異常な盛り上がりをみせた2013年でした。
そして、やって参りました2014年。「去年以上に盛り上がるの?」なんて野暮な心配はご無用。今シーズンは例年以上にFA市場も、外国人選手の動きも活発でした。全12球団は必死の戦力補強を進めている最中で、今年も乱戦必至のペナントレースとなることが予想されます。
前述した田中将大は海を渡ることが決定し、「24」の貯金を楽天はどのように補うのか。ソフトバンクは仁義なき戦力補強を行い、ロッテは涌井秀章をFAでゲット。エースが抜けた西武は伊原春樹新監督を迎えて巻き返しを狙えば、オリックスはドラフト1、2位で即戦力投手を獲得。最下位に沈んだ日本ハムは大谷翔平とともに飛躍を目指す…と、すでに戦いは始まっているのです!
一方のセ・リーグを見渡せば、昨年16年ぶりにAクラス入りした広島は今年も旋風を巻き起こすのか、逆にCSで敗れた阪神や、今年もBクラスだったら本当に監督のクビが飛ぶ中畑DeNAベイスターズの動向も気になるところ。さらに捲土重来を期すヤクルトや、落合博満GMの就任に端を発する新生・谷繁ドラゴンズの行方…。そして、この5球団は盤石の戦力を誇る巨人の牙城を崩すことができるのか…と、こちらも話題に事欠かない2014年シーズンになるでしょう!
そこで『週刊野球太郎』では「プロ野球12球団おせっかいアドバイス」と題した座談会を決行。12球団の戦力分析をふまえて「優勝するにはどうすべきか、何が足りないか」を、おせっかいと言われながらも徹底的に討論。メンバーは「三度の飯より野球が好き」な、『野球太郎』編集部員やライターたち。来週号より4週連続で連載し、1月14日、21日ではパ・リーグ展望を、1月28日、2月4日ではセ・リーグ展望をお伝えいたします。
さらには『週刊野球太郎』が自信を持って予想した「2014年プロ野球順位予想」も断行。これを読めば、2014年シーズンのプロ野球の予備知識は手に入れたも同然。コアなプロ野球ファンもきっと満足する、ディープな座談会をお楽しみに!
■ライター・プロフィール
鈴木雷人(すずき・らいと)…会社勤めの傍ら、大好きな野球を中心とした雑食系物書きとして活動中。"ファン目線を大切に"をモットーに、プロアマ問わず野球を追いかけている。Twitterは@suzukiwrite