11月27日、球界に明るい話題が飛び込んできた。ドジャースなどでメジャー通算123勝を挙げた野茂英雄が、2014年のアメリカ野球殿堂入り選手の候補者36名に選ばれたのだ。日本人選手が、米野球殿堂の候補になったのはもちろん初の快挙だ。
日本の報道では「野茂、米殿堂候補入り」ばかりが取り上げられているが、今回凄いのは、他の35人の候補選手。もちろん、殿堂候補なのだから凄い選手の集まりなのは当然なのだが、今回は特に「伝説級」の偉大な選手がノミネートされている。つまり、他の候補選手を理解すれば、なおさら“NOMO”の偉大さが際立つというもの。実は『木田優夫のプロ野球選手迷鑑』には今回の「殿堂候補選手」が数多く取り上げられていて、本書を読むだけで、米殿堂候補を理解するキッカケになるのだ。