近鉄で長きに渡りエースを務めた鈴木啓示が、対南海戦で延長10回を投げ切って完投。史上4人目の通算300完投を記録した。踏まれても踏まれても生えてくる雑草の生命力に感服し、「草魂」を座右の銘にしていた鈴木は、この年もリーグ最多の23完投をマーク。翌年には公共広告機構のCMに起用され、「投げたらアカン」という言葉が流行語大賞を受賞した。通算317勝は歴代4位。20世紀最後の300勝投手としても有名だ。