この強さは本物? 西武は本当に変わったのか!? 辻発彦・西武、大躍進の要因を探る!《野手編》
2008年に日本一を勝ち取った渡辺久信監督(現シニアディレクター兼編成部長)が2013年のオフに退任して以降、不遇の3シーズンを送っていた西武。
その間、レオ党である筆者は聖地・西武ドーム(現メットライフドーム)で何度も試合を観戦したが、「今日もダメだったか……」と肩を落としながら家路につくことが大半だった。
そんな暗黒時代を払拭するかのように、今季の西武は開幕から白星を積み上げ、7月21日から8月4日に渡っては破竹の13連勝を達成。8月31には楽天との直接対決に8連勝で、楽天を抜き2位に浮上。黄金時代の中心選手だった辻発彦監督が就任したことにより、かつての栄光を思い出したかのような力強さを見せている。
そこで2回に渡って、西武がいかにして勝てるチームに変貌したのかを考察してみたい。第1回は野手を中心に話しを進めよう。