1987(昭和57)年には連続試合出場の世界記録を樹立し、シーズン終了後に引退した衣笠祥雄。翌年の3月27日、広島市民球場でのヤクルトとのオープン戦が引退試合として行われ、2万人以上のファンが詰めかけた。衣笠と言えば、2215試合連続出場記録が代名詞のような選手だが、通算安打2543本は歴代5位タイ、ゴールデングラブ賞3回、さらに1976(昭和51)年には盗塁王にも輝いている。頑強さだけでなく、走攻守が揃った名プレイヤーだった。