東京ヤクルトスワローズの『こんなもんじゃない選手名鑑』
武内 晋一 Shinichi Takeuchi
智辯和歌山高早稲田大ヤクルト
30歳・8年目(05年大社希望枠)
175センチ85キロ/左投左打/内野手
2012年成績
1軍――52試合 打率.244 1本塁打3打点1盗塁
2軍―― 5試合 打率.364 0本塁打3打点0盗塁
2013年に求める役割…チームの顔 MAX活躍イメージ……鈴木健(元西武ほか)
■アマ時代/強打の智辯和歌山高時代、名門・早稲田大時代と、いずれも1年から中心打者として活躍したエリート中のエリート。
■プロ入り後/入団時には即戦力として期待されたが、思うような数字が残せず。ほぼつかみかけていたレギュラーの座もここ2年で失ってしまった。守備位置は得意の一塁でも外野でもいいが、打てなければ厳しい。元来の長打力とボールコンタクトの正確さを発揮して、チームリーダーに相応しい成績を。
山田 哲人 Tetsuto Yamada
履正社高ヤクルト
21歳・3年目(10年D1位)
180センチ74キロ/右投右打/内野手
2012年成績
1軍――26試合 打率.250 1本塁打1打点0盗塁
2軍――40試合 打率.293 0本塁打8打点4盗塁
2013年に求める役割…レギュラー MAX活躍イメージ……坂本勇人(巨人)
■アマ時代/2年時までは好選手の1人に過ぎず。それが2年秋にドラフト中継を見て「来年ここで名前を呼ばれたい」とスイッチが入り3年春から大爆発。甲子園でも一発と本盗で魅せた。
■プロ入り後/1年目は新人では12球団唯一のファーム全試合出場。1軍未出場もCSでスタメン起用の大抜擢。昨年は26試合の出場に留まり今年が勝負。性格は奔放な中島裕之(アスレチックス)タイプ。考えすぎず伸びやかに、愛される選手に。
上田 剛史 Tsuyoshi Ueda
関西高→ヤクルト
25歳・7年目(06年高D3位)
179センチ73キロ/右投左打/外野手
2012年成績
1軍――50試合 打率.257 0本塁打12打点8盗塁
2軍――13試合 打率.371 0本塁打 7打点4盗塁
2013年に求める役割…レギュラー MAX活躍イメージ……肩の強い福地寿機樹(元ヤクルトほか)
■アマ時代/05年春のセンバツで斎藤佑樹(日本ハム)からバックスクリーンに本塁打。右投左打の巧打者タイプにしては振りが鋭く、肩の強さもプロ入りの決め手となった。
■プロ入り後/5年目に55盗塁でイースタン盗塁王。6年目の昨季は1軍で自己ベストの成績を残したが、「ポスト青木宣親(ブリュワーズ)」の前評判ほどの勢いはなかった。まずはケガなく、1軍定着を。試合に出続ければ、盗塁の成功率も上がるはず。
雄平 Yuhei Takai
東北高→ヤクルト
29歳・11年目(02年D1位)
175センチ82キロ/右投左打/外野手
2012年成績
1軍――47試合 打率.280 0本塁打 8打点2盗塁
2軍――68試合 打率.284 6本塁打39打点2盗塁
2013年に求める役割…レギュラー MAX活躍イメージ……真中満(元ヤクルト)
■アマ時代/投げては150キロ左腕、打っても通算36本塁打の超逸材として注目され、2球団がドラフト1巡目で指名。抽選の末ヤクルトに入団した。
■プロ入り後/投手として1年目から1軍で登板し、最初の5年間で18勝を挙げたが、制球難が解消されず、09年オフに野手転向を決意。11年にファームで.330の高打率を残し、12年には開幕1軍を奪取。9月以降、ついにスタメンに定着した。走攻守の能力はやはり逸材。これからが本当の勝負だ。
【レギュラークラスでもこんなもんじゃない!】
増渕 竜義 Tatsuyoshi Masubuchi
鷲宮高→ヤクルト
25歳・7年目(06年高D1位)
186センチ86キロ/右投右打/投手
2012年成績
1軍――49試合 2勝7敗0S 防御率5.38
2軍―― 5試合 0勝0敗1S 防御率1.93
2013年に求める役割…レギュラー MAX活躍イメージ……斉藤雅樹(元巨人)
■アマ時代/「強豪私立を倒したい」と公立校へ。上級生になりスイッチが入った姿が迫力満点だった。努力によって体がどんどん大きくなり、球威もアップ。「斎藤雅樹の再来」と言われた。
■プロ入り後/先発、リリーフと立場が確定しないまま6年。課題の制球力をつけようとフォームを改造すれば、自慢の球威が落ちる悪循環。開き直って球威満点のストレートでガンガン押してほしい。あの日、強豪私立に向かっていったように!
川島 慶三 Keizo Kawashima
佐世保実高→九州国際大→日本ハム→ヤクルト
30歳・8年目(05年大社D3位)
172センチ70キロ/右投右打/内野手
2012年成績
1軍――出場なし
2軍――出場なし
2013年に求める役割…いぶし銀 MAX活躍イメージ……二岡智宏(日本ハム)
■アマ時代/身体能力抜群の二塁手。恩師である九州国際大・伊藤健治監督をして「超一級品。間違いなく井端弘和(中日)以上の内野手になれる」と言わしめた。
■プロ入り後/「2年連続400打席超えを達成した08、09年が川島の最大パフォーマンスじゃない?」という人がいるが冗談じゃない。「3割20本30盗塁」をクリアできて初めて「よし」という気になれる逸材だ。障害は体調面のみ。体を立て直し、夢の続きを見させてほしい。
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