2013夏・鳥取の展望、ライターのみどころ、注目選手リストはこちらです！

2013/7/2

<鳥取県の主な注目選手>
投手・奥野　拓哉（倉吉総合産・3年）
176センチ75キロ／左投左打
キレのいいストレートで小気味よい投球が持ち味。打者としても非凡なものがある

投手・玉川　奨（倉吉東・3年）
189センチ87キロ／右投左打
長身から投げ下ろすストレートは威力十分。打ってはチャンスに強く長打力もある

投手・山根　海成（八頭・3年）
178センチ68キロ／右投右打
投げてはエース、打っては4番の大黒柱は主将としてもチームを引っ張る

投手・遠藤　航生（米子北・3年）
182センチ88キロ／左投左打
巨体の左腕から重いストレートを投げ下ろす。秋春連覇し初の甲子園は目の前だ

捕手・鳥飼　力斗（鳥取城北・3年）
181センチ77キロ／右投右打
笑顔の素敵なよく声の出るチームの要。右の長距離砲として一発の魅力もある

一塁手・鹿納　右伍（米子松蔭・3年）
167センチ75キロ／右投右打
小柄ながらもパンチ力があり、打球が遠くに飛ぶ。チャンスにも強い

二塁手・阿部　成人（鳥取城北・3年）
171センチ60キロ／右投左打
昨夏からチームの主軸を打つ安打製造機。守備でもチームの要になっている

遊撃手・白間　竜登（八頭・3年）
177センチ64キロ／右投左打
コンパクトにセンター返しする打撃が魅力。足も速く、試合をかき回す

遊撃手・森下　智之（米子東・3年）
175センチ68キロ／右投左打
走攻守三拍子揃ったセンス抜群の遊撃手。打席での雰囲気がある

外野手・豊田　昇平（米子北・3年）
172センチ76キロ／右投左打
抜群のバットコントロールでヒットを量産し、秋春連覇の原動力となった

＜大会展望＞
初甲子園へ向けて、視界は良好か
昨秋、今春と県大会連覇をしている米子北が最有力である。主軸の豊田昇平を中心に打線はムラがなく、投手陣も左の遠藤航生、右の請島直斗と大崩れのない二枚看板がいる。初の甲子園はかなり近づいてきている。対抗は鳥取城北、八頭、倉吉東あたりか。鳥取城北は選手層が厚くレギュラーと控えに差がない。八頭は投打の柱である山根海成が好調だ。倉吉東の巨漢、玉川奨もこの夏は大暴れしそうな予感がある。米子松蔭、鳥取中央育英にも爆発力はありそうだ。

＜コラム＞
2年前の救世主、最後の夏へ
2年前の秋、倉吉北は部員9人で秋の大会に臨んだ。2009年秋からの1年間の対外試合禁止処分による深刻な部員不足に陥っていた。その秋の大会に、たった1人の1年生部員がいた。現在の主将の八尾侑也である。八尾の入部がなければ、倉吉北は部員不足で秋の大会を辞退に追い込まれていたのだ。たった1人、彼はどんな思いで入部し、野球をしていたのだろうか。確かなことは、彼は倉吉北野球部の救世主であるということだ。最後の夏、思い切り暴れてほしい。