《2015甲子園監督名鑑〜栃木代表》作新学院を率いる小針崇宏監督
2000年に選手としてセンバツベスト8、筑波大卒業後は母校に戻り若干23歳で、名門野球部監督を任された。3年目で夏の県大会を制したのを皮切りに、今夏を含めてここ7年で春夏6回も甲子園に出場(ベスト4・ベスト8が1回ずつ)。名門を再び黄金期に導いた若き名将だ。
大胆に見えて計算高い采配が特徴。卓越した分析力を生かし、かつ選手を信じきる。「バントは流れが止まるから」と、ここ一番での強攻策は、ファンには驚きの采配でも、実は奇策ではない。これからの高校球界を変えていける監督である。