チビった!?バッセンお兄ちゃんhelp!!の巻き/第23打席
今回で第23弾!
漫画家・平沢健司さんは、現在『月刊チャンピオン』で連載中。野球部出身で、今でもバッティングセンター(通称“バッセン”)に通っている実践派。平沢さんの観察眼が光る奇妙なバッセンの世界をどうぞ!
なんでもお兄ちゃんと同じ事をしたがる年頃の男の子。
しかし、彼に向かって放たれたのは想像を絶するほどの剛速球・・・
ボールの速さよりも、野球というスポーツそのものに恐怖心を抱いてしまった瞬間である。
子ども部屋でお兄ちゃんと2人、プラスチックのバットで野球ごっこをしたあの楽しい時間も、もはや遠い過去の話に・・・
この男の子が近所の少年サッカー教室に所属するのも時間の問題であろう。楽しそうにインサイドトラップの練習を繰り返す弟の姿を、物悲しげな眼差しで見つめるお兄ちゃんの心情を思うと、なんともやりきれないものである。
画・文=(ひらさわ・けんじ)/ギャグ漫画家。「バッティングが好き」という理由だけで、小・中・高と野球を続けてきた。バッセンのお世話になった回数は数知れず。好きな打法は、天秤打法。好きな返しは、センター返し。『月刊チャンピオン』にて
「アンダーライフ」連載中!