交流戦真っ只中。毎年パ・リーグの強さをまざまざと見せつけられているが、今年こそセ・リーグが勝ち越し、ファンは留飲を下げたいところだろう。
その心のよりどころのひとつが、各球団のエースの存在。特に菅野智之(巨人)は驚異の防御率0点台をキープ中。交流戦初登板となった6月3日の日本ハム戦でも、7回1失点9奪三振の好投を見せ、シーズン5勝目を挙げた。
また、日米通算200勝に迫る黒田博樹(広島)にも注目が集まっている。日本球界復帰2年目の今季も第一線で活躍し、4月2日の巨人戦では完封勝利をマーク。41歳での完封はチームの大先輩・大野豊らに次ぐ4人目の記録で、まだまだその実力は健在だ。
今回は菅野と黒田のアマチュア時代からのキャリアを振り返りながら、ふたりの邂逅も探りたい。