浮き沈みがあった2013年をまとめるプレイヤーズクイズ〜セ・リーグ投手編〜
今週はセ・リーグの投手陣にクローズアップしたクイズを出題します。
巨人投手陣では、勝ちゲームの終盤をキッチリ抑える「スコット」・マシソン、山口「鉄」也、西村健「太朗」の「スコット鉄太朗」が大活躍。安定感抜群の3人合わせての被打率はなんと.189と、ほぼ完璧に打者を封じた。
Q.1:この3人のなかでもっとも奪三振数が多いのは誰でしょう?
1.スコット・マシソン
2.山口鉄也
3.西村健太朗
今季セ・リーグ最下位に沈んだヤクルト。バレンティンが大奮闘した打撃陣に対して、投手陣はルーキー・小川泰弘がいなかったら…と想像するとゾッとするほどメロメロの成績だった。
Q.2:そのヤクルトの投手で、規定投球回数をクリアしたものの、今季セ・リーグの防御率最下位、最多敗戦、最低勝率の「裏投手部門三冠王」を記録したのは誰でしょう?
1.石川雅規
2.八木亮祐
3.村中恭平
そのヤクルトよりもチーム防御率が悪かったDeNA。6年連続でチーム防御率が最下位となり、1953年〜1957年の大洋、1989〜1993年のダイエー、という5年連続を抜いて、防御率最下位の最長記録を達成してしまった。
Q.3:そんなDeNAの投手で、1試合平均奪三振数セ・リーグ1位を記録し、健闘した投手がいます。それは誰でしょう?
1.井納翔一
2.高崎健太郎
3.三嶋一輝
チーム防御率といえば、昨季の2.58から今季3.81と急激に落ち込んだのが中日。12年ぶりにBクラスに転落した理由として、今季の投手陣崩壊があげられるだろう。その投手陣のなかで、奮闘したのが高卒4年目の岡田俊哉だ。今季は一軍初登板を含め、初勝利を含む7勝(5敗)をマーク。
Q.4:その岡田投手は現在22歳ですが、年の離れた妹がいます。その年齢差は次のうちどれでしょう?
1.「10歳下」
2.「12歳下」
3.「14歳下」
その中日と入れ替わるように、16年ぶりにAクラス入りを果たした広島。投手陣のなかで大黒柱といえば、なんといっても前田健太。しかし、マエケンは今オフ、メジャー挑戦願望を初めて明かした。
Q.5:前田健太が最短で海外FAを獲得するのは何年になるでしょう?
1.2016年
2.2017年
3.2018年
圧倒的な戦力でセ・リーグ優勝を決めた巨人。しかしその巨人に防御率で勝ったのが阪神だ。今季、巨人のチーム防御率3.21に対し、阪神は3.07。もちろん失点も巨人の508に対して488と、セ・リーグのなかで唯一、500失点未満をマークした。
Q.6:その阪神投手陣のなかで、バレンティン(ヤクルト)のシーズン本塁打日本記録となる56号本塁打を浴びた投手は誰でしょう?
1.能見篤史
2.メッセンジャー
3.榎田大樹
そして最後の問題は、セ・リーグ優勝を決めた巨人の投手から。今季、ルーキーながら13勝6敗、防御率3.12と大活躍した菅野智之。
Q.7:巨人が優勝したシーズンに、ルーキーが2ケタ勝利を挙げたのはあの堀内恒夫以来となるが、何年ぶりの出来事でしょうか?
1.35年ぶり
2.43年ぶり
3.47年ぶり
■答え合わせ
Q.1の答え:「1.スコット・マシソン」
61回を投げ、投球回数よりも多い77奪三振をマークした。西村は71奪三振、山口は55奪三振を記録。ちなみに、今季の巨人の逆転勝ちは37度あり、中日の29度を上回るダントツのセ・リーグトップを誇る。また1点差試合は23勝、延長戦では7勝、サヨナラ勝利は8勝と、接戦にも強い巨人を演出したのは間違いなくこの3投手だ。
Q.2の答え:「2.八木亮祐」
5勝13敗で防御率4.44、勝率.278を記録した八木亮祐。投手部門の「裏」三冠王の経験者はセ・リーグ9人目(10度目)で、ヤクルトでは1953年の井上佳明、1983年の井本隆に次ぐ3人目となってしまった。
Q.3の答え:「3.三嶋一輝」
ルーキーながらリーグ6位の145奪三振をマーク。9回換算の1試合平均奪三振は8.92個で堂々のセ・リーグ1位となった。しかし、与四死球は79個で、リーグワースト記録となっている。
Q.4の答え:「3.14歳下」
岡田には14歳下の妹がおり、干支がひと回り以上も離れている。すでに20歳の時に結婚している岡田は、2012年10月29日に第1子となる長女が誕生。その際は「妹がかわいそうですね。6歳で叔母さんですから」とコメント。歳の離れた妹を気遣っていた。
Q.5の答え:「2.2017年」
145日以上出場選手登録されたシーズンを1シーズンとして計算し、高卒選手の場合、合計8シーズンに達したときに「国内FA」を、合計9シーズンに達したときに「海外FA」となる資格を取得する。その(2017年の)とき、前田健太は29歳。田中将大のようにFAを待たずにポスティングシステムで海を渡るか、今から注目だ。
Q.6の答え:「3.榎田大樹」
9月15日、神宮球場で1回裏に56号本塁打、3回裏の第2打席には2打席連続で57号本塁打を浴びた。四球で逃げず、真っ向勝負した榎田の投球は見事だった。
Q.7の答え:「3.47年ぶり」
V9に向けて2連覇を達成した1966年、ルーキーながら16勝を挙げた堀内恒夫以来となる快挙だった。澤村拓一やホールトンらが昨季ほどの成績を残せないなか、菅野がその穴を埋めた格好となった。
■ライター・プロフィール
鈴木雷人(すずき・らいと)…会社勤めの傍ら、大好きな野球を中心とした雑食系物書きとして活動中。"ファン目線を大切に"をモットーに、プロアマ問わず野球を追いかけている。Twitterは
@suzukiwrite