現代のプロ野球界は「投手分業制」が確立。そして、先発なら勝利、中継ぎならホールド、抑えならセーブと、それぞれに働きぶりを示す数値がある。
ただ、ホールドは勝利数やセーブ数に比べて、馴染みが薄い。ホールドとは、リードしているか同点の状況でリリーフ登板し、その状態をキープしたまま次の投手にバトンを渡した場合に加算されるポイント。成立にいくつか条件はあるものの、中継ぎとしての務めを果たした証という考えで間違いない。
また、このホールドにリリーフでの勝利をプラスしたのがホールドポイントだ。2005年から両リーグで正式に発足し、年間最多ホールドポイントの投手は「最優秀中継ぎ投手賞」として連盟表彰される。
近年はますます中継ぎ投手の重要性が高まっており、かつての「先発でダメだったから中継ぎへ」という考えも薄まっている。そんな中継ぎの猛者たちをピックアップしてみたい。