国民的スター候補・筒香嘉智(DeNA)こそイチロー、松井秀喜の後継者。転機は高卒9年目の年!?
大谷翔平(日本ハム→エンゼルス)がポスティング制度を用いて海を渡ることになった。近年の日本プロ野球界における特別なスターだっただけに、プロ野球人気に陰りが見えないか、心配は募る。
現状、プロ野球界を見渡すと野手のスター不足は深刻に思える。ON(王貞治、長嶋茂雄、ともに元巨人)、「イチ松」ことイチロー(マーリンズからFA)、松井秀喜(元ヤンキースほか)らが球界を牽引してきたものの、その後、彼らクラスのスターは不在。もちろん、好選手や名選手はたくさんいる。ただ、近年では柳田悠岐(ソフトバンク)、山田哲人(ヤクルト)らが目覚ましい結果を残しているものの、イチロー、松井と同じような社会的な人気を誇っているかというと疑問符がつく。
このような時代に「次の国民的スター」となりうる実力を兼ね備えている選手といえば誰だろうか。筆者は、昨年の第4回WBCで侍ジャパンの4番として君臨した筒香嘉智(DeNA)を挙げたい。
筒香は2018年シーズンがプロ入り9年目。では、先代国民的スターであるイチローや松井は高卒9年目のシーズンにどんな成績を残したのだろうか。筒香への期待を込めて、2人の高卒9年目を振り返りたい。