盗塁王の本当の価値。ヤクルト・山田哲人の「トリプルスリー」だけじゃない歴史的偉業
2016年のプロ野球を「記録」で振り返る際、歴史的偉業として球史に輝くのがヤクルト・山田哲人の史上初となる2年連続トリプルスリーだろう。
打率.304はリーグ6位。本塁打38本はリーグ2位。そして30盗塁はリーグ1位だった。その打棒に注目が集まるばかりに、本来もっと評価されてもいい「2年連続盗塁王」の話題が少なくなってしまうのが山田哲人のすごいところだ。
そこで本稿では、山田哲人の盗塁について、3つの視点からその偉業を検証したい。