高校野球100年の節目の甲子園大会が終了。まだまだ余韻覚めやらず、録画した放送や「熱闘甲子園」で大会を振り返っている高校野球ファンも多いのではないだろうか。「熱闘甲子園」に限らず、高校野球を題材とするコンテンツの鉄板ネタが「女子マネージャーもの」。今年も個性豊かなマネージャーたちの涙や奮闘ぶりが眩しかった。また、昨年の甲子園では春日部共栄高校の女子マネージャーがおにぎりを2万個を握って球児たちを支えた、というエピソードが物議を醸したことを憶えている人もいるはずだ。
甲子園のグラウンドで戦う選手に対して、ベンチから声援を送る女子マネージャーは、スコアブックをつける“記録員”としてベンチ入りを認められた女子高生たちだ。しかし、ひと昔前は甲子園のベンチには女性が入ることなど許されなかった。その“女人禁制”が解除された当時は大きなニュースとなった。高校野球と女子マネージャーのあり方を巡るエピソードを振り返ろう。