ビデオ判定&チャレンジ制度……審判という“人”がさばくから野球は面白い!
昨年の9月12日、甲子園球場で行われた阪神対広島の一戦。田中広輔(広島)の大飛球をめぐる誤審は、コミッショナーが異例な謝罪会見を開くなど、審判団にとって重大なミスとなってしまった。そもそも「審判の裁定が最終のもの」となされている中で、「誤審」と認めたことも話題になった。
日本プロ野球機構が2010年に採用したビデオ判定をしても防げないミスジャッジ。この試合で勝利できなかった広島は、阪神に0.5ゲーム差でクライマックスシリーズ(CS)進出を逃すことになり、皮肉にも事の重大性が際立つことになってしまった。
「人がさばく時代から、デジタルで記録を残して“さばく”時代へ」
他のスポーツにおいても、あらゆる場面でハイテク機器を活用し、デジタルで判定及び検証が行われるようになってきている。