イラストレーター・横山英史と申します。このコーナーでは、ベースボールを題材にして、それをイラストで表現しています。
日本プロ野球史上に残る速球派投手・尾崎行雄氏が亡くなられました。
高校生のときから”怪童”と呼ばれ、1960年代に輝きを放った投手。
浪商高校1年生のときから甲子園に出場、2年の夏の甲子園では優勝投手になり、その後、高校を中退して、プロ野球・東映フライヤーズに入団。
17歳のルーキー投手が初登板初勝利を達成すると、1年目でいきなり20勝を挙げて、新人王に輝く、華々しいデビュー。18歳での新人王獲得はもちろん今も史上最年少記録として残っています。
17歳〜18歳の投手が当時のパ・リーグの強打者たちを豪速球で次々に抑えていく姿を想像しただけでも痛快に思えます。
いくつかの写真や映像で、尾崎投手の投球を見ましたが、ダイナミックに大きくテークバックに入って、そこから右腕を一気に目一杯、力強く振り抜く、これぞ「全力投球」というような感じの印象でした。