浅井良、上本博紀、西岡剛……。阪神の“野手の交錯”があまりに多すぎる!
6月26日の阪神対広島(マツダスタジアム)の試合は衝撃的な幕切れだった。9回裏、3対3、2死満塁の場面で広島・松山竜平の放った打球は左中間へのフライ。延長戦にもつれ込むかに思われたが、打球を追った左翼手・俊介と中堅手・中谷将大が激突。打球はグラウンドに落ち、広島がサヨナラ勝ちを収めた。
大激突の俊介はその場から動くことができずに担架で退場。診断の結果、右膝打撲と判明したが、アクシデント直後は脳しんとうを起こした様子で、まさに事故レベルの惨事だった。
選手同士の交錯は極めて危険。大柄のアスリート同士が全速力で不意にぶつかるため、取り返しのつかない大ケガに発展するケースも珍しくない。
近年の“野手の交錯”での大ケガを振り返ってみると、実は阪神で頻発していることがわかった。大きな原因は不明だが、近年の阪神の激突をまとめてみた。