File.063ケンケンフットワーク
捕球時の右重心を身につける
■練習法/2012年12月の愛知トレーニング交歓会で、中島佳宏先生(名古屋市立桜山中)が提案していたメニューだ。平行のラインを使った守備ドリルである。
右足でライン上をケンケンしたあと、左足のカカトでもう1本のライン上に着地。ライン上には等感覚でボールを置き、打球を処理することをイメージしておく。
■狙い/捕球から送球時の重心を学ぶ。ポイントになるのは頭の位置だ。両足が着いたときに、頭が右股関節の上にあるようにしておく。はじめにケンケンをするのは、この意識を高めておくためだ。
中島先生は「右重心」という言葉で説明していた。右重心で捕ることで頭が突っ込まずに、スローイングにスムーズに移ることができる。捕球時に左重心になっていると、頭が突っ込んでしまい、悪送球につながる可能性が高い。
右重心を意識づけるために、ショルダーバックをかけるのもひとつの方法になる。左肩にかけておくと、バックが落ちないように右足に重心を乗せようとする。
■注意点/右足側に頭を乗せておくことを意識しよう。写真では首も傾いているが、中島先生曰く、はじめはこの意識でいいそうだ。
▲右足でケンケンしながら、ライン上を進む
▲右足に重心を乗せたまま、ライン上のボールに入る
▲右重心を意識づけるため、左肩にショルダーバックをかける
※こちらは動画はありません。