【新潟・投手編】ドラフト関連度 B
ブレークした超ビッグ右腕
一気に主役の座に躍り出てきたのが194センチ右腕・椎野新(村上桜ヶ丘)。冬場に取り組んだ肉体改造で体重が秋から6キロ増えた今春は、初戦の巻総合戦で18三振を奪ったのを皮切りに38回3分2を投げ51奪三振。チームを10季ぶりの県制覇に導いた。大型ながら均整の取れたフォームからの投球で評価も急上昇しており、今後の活躍から目が離せない。
椎野を追う2番手集団には好左腕がズラリ。昨夏チーム24年ぶり県4強進出の立役者となった石川勇二(糸魚川)は力みのないフォームからツボを押さえたクレバーな投球を展開。石川とナンバーワン左腕の座を争う山田健登(新発田)はボールの出所が見づらいしなやかなフォーム。昨秋三振の山を築いたが、冬場に肩痛を発症して春は未登板。夏の快投再現に期待が集まる。赤塚悠真(新潟県央工)は中軸打者として存在感を示していたが今春、貴重な左腕として一気に台頭。4月から5月にかけて35回連続無失点の快記録をマークした。
さらに昨秋1年生ながら投打の柱としてチーム県制覇の原動力となった飯塚悟史(日本文理)。新潟県央工が誇る右の二枚看板・小林賢、小成優斗。制球力と安定感が光る村山賢人(新潟明訓)。昨夏、日本文理戦での快投で脚光を浴びた佐藤悠人(巻)。今春1試合19奪三振の快投で旋風を起こした左腕・西片友紀(見附)。好右腕の渡辺圭祐(新発田中央)、峯田都(北越)、増子遼(新潟工)、佐藤大拳(関根学園)、渡辺翔太(高田農)と多士済々の顔ぶれが並ぶ。
【注目選手】椎野新(村上桜ヶ丘)