File.011インパクト止め トス&ティー
バット軌道とミートポイント
■練習法/ボールをとらえる「インパクト」でバットを止めるトス。ピッチャーに強いライナーを打つのが理想となる。もうひとつのバージョンとして、インパクトで止めるロングティーもある。できるだけ遠くに飛ばす。
■狙い/ライナーを打つためには、レベルスイングでボールの芯をとらえなければいけない。バットの軌道を身につける狙いがある。この練習はバッティング指導に定評がある石川・珠洲市立緑丘中の山岸昭彦監督(現・珠洲市教育委員会)が取り入れていたメニューである。ロングティーは、頭が突っ込んだりしていると、ボールが飛ばないことがわかる。ある強豪高校はインパクト止めロングティーで、70メートル以上飛ばすことをノルマにしているそう。ぜひ、お試しを!
■注意点/ゴロやフライになる場合は、バットの軌道とインパクトの形に原因がある。どうすればピッチャーライナーを打てるのか、考えながら取り組んでみよう。インパクトでヘッドが下がってしまうと、フライになりやすい。その際は、右手と左手の間を少しあけるとヘッドが立ちやすくなる。
▲インパクト止めティー=インパクトを止めた状態でできるだけ遠くに飛ばす。頭が突っ込んでいると飛距離は伸びない
▲インパクト止めトス=ピッチャーに強いライナーを返す。当然、バットがボールの上をたたけばゴロになる。ライナーの打ち方を考えてみよう
どんな練習か動画でチェック!