本格化した怪物・菊地雄星(西武)、最優秀防御率は堅いか。念願の投手タイトル獲得の可能性を探る
昨季は12勝(7敗)と、ついに2ケタ勝利を挙げた菊池雄星(西武)。今季もすでに勝ち星を2年連続の2ケタ(11勝)に乗せ、昨季の成績がフロックでないことを証明した。
「いきなりメジャー挑戦か」という高校時代のフィーバーぶりからすると、本格化まで時間がかかった感が否めないが、それでもまだ8年目の26歳。ここから一気に現役最強投手の座をつかんでもらいたい。
そのためにも今季は、ひとつでもメジャー投手タイトルをゲットしたいところ。なかでも最優秀防御率、最多勝、奪三振王の「投手三冠」は狙える位置につけているだけに、貪欲に獲りにいってほしい。
そこで今回は、菊池雄星の初タイトルの可能性を探ってみたい。