超変革〜サブマリン・青柳晃洋(阪神)の来期に期待。偉大な大先輩・小林繁に学ぶところとは?
「青柳に勝ちがつかなかったのが……ね」
9月27日のヤクルト戦で逆転勝利し、シーズン初の5連勝を飾った阪神・金本知憲監督が試合後のインタビューで唯一悔しがったのが、青柳晃洋に話しが及んだときであった。
この日先発した青柳は、6回まで1失点と好投。しかし7回、送りバントの処理にまごつき、打者走者を生かしピンチを広げてしまう。最後は自らのフィールディングミスで降板。今シーズン最後の登板を、勝利で飾ることができなかった。
“自らのミスでことごとく勝機を逃す!”
これが今シーズンの青柳が歩んできた道だ。
この壁を打ち破ってほしい。金本監督の悔しさは、青柳に対する期待度の高さをうかがわせる。