空振りツーランスクイズ。サヨナラ押し出し死球。今季も健在! 石原慶幸(広島)のミラクルを振り返る
「スクイズ空振りで走者2人が生還」。見慣れない言葉がネットを中心に飛び交った。
5月14日の広島対巨人の8回裏、石原慶幸(広島)の珍プレーが発端だった。
1死二、三塁の場面で打席に立つ石原はスクイズを敢行。しかし、巨人の乾真大が投じた1球は、ワンバウンドの大暴投。必死にバットを当てにいった石原だが、空振りしてしまう。大きく逸れたボールはバックネット方面に転々……。
結果、三塁走者の西川龍馬は悠々ホームイン。スタートを切っていた二塁走者の野間峻祥も俊足を飛ばしてホームイン。なんと、スクイズの空振りで2点を挙げたのだ。
珍プレーにざわつくスタンドをよそに涼しい顔で打席に立つ石原。その様にファンは騒然。
「また、石原がやったか!」
「さすが石原のインチキ!」
インターネット上のSNSなどのコメント欄はお祭り騒ぎとなった。
というのも、このようなファンの想像を超える不思議な「ミラクルプレー」は石原の代名詞的となっているからだ。毎年、何かしらのミラクルプレーを見せているが、今シーズンの初ミラクルにファンは歓喜したわけだ。
年々、老獪さを増す石原のミラクルプレー。その数々を紹介するとともに、石原の魅力を余すことなくお伝えしたい。