今春のセンバツではサイン盗みの有無が大きな話題となった。その後、ネット上を中心に議論が巻き起こり、多くの意見が飛び交う展開に。サイン盗みの有無は断定できないが、今回のケースに限らず、仮にあったとしても、それを「マナー違反」ととるか「戦略のひとつ」と位置づけるかは、本音と建前もあって意見が分かれるところかもしれない。
今回は高校野球界のことだったが、もちろんプロ野球界にも、疑惑レベルも含め、そういったサイン盗みやスパイ行為に関する話は昔からあり、その都度、何らかの防御策が講じられてきた。その最たる対策アイテムが「乱数表」だ。
平成生まれの読者は「???」だろう。それもそのはず、始まったのは1960年代とも言われており、禁止となったのが1984年。昭和の時代にストーリーが完結しているのだから。