左腕を打てない楽天打線……。プレーオフの行方を左右しかねない致命的すぎる課題
楽天が非常事態に陥っている。先週末、日本ハムに3タテをくらい、8月15日以降の戦績は12試合1勝11敗。トホホなことに球団創設初年度の8月2日から14日にかけて記録した12戦の成績とまったく同じになってしまった。
すべては終戦記念日の西武戦から始まった。未知数の新外国人・コラレスを先発起用したところ3回5安打、7四死球、5失点。監督通算771勝を誇る名将・梨田昌孝監督にとっても、その悪影響がここまで尾を引き「V逸の終戦記念日」になりかねない戦況悪化に追い込まれたのは、まったくの想定外だったはずだ。
首位・ソフトバンクとの差は今季最大の9.5ゲームに広がり、逆転優勝の目はかなり遠のいた。しかし、戦いはまだ終わらない。クライマックスシリーズを考えると、2度目の日本一へ向けて、ここからどう立て直していくのかが大事だ。