「陰のMVP」と言うには、あまりにもインパクトの大きなピッチングだった。今季のパ・リーグCS(クライマックスシリーズ)ファイナルステージは、リーグ優勝を果たしたソフトバンクが3位からの下剋上を目指すロッテを相手にスイープ。王者の貫禄を見せ、2年連続日本シリーズ進出を決めた。シリーズMVPは3戦通して勝負強い打撃を披露した内川聖一に輝いたが、好リリーフでピンチの芽をことごとく摘んだ千賀滉大の活躍も見逃せない。