2013夏・南北海道の有望投手を紹介します！

【南北海道・投手編】ドラフト関連度C

どこまで伸びる？期待の左腕

　例年以上に総合力で挑むチームが多く注目の投手が少ない中、楽しみな左腕が急浮上してきた。

　肩、ヒジの故障から復活した185センチの上出雄司（札幌光星）がその代表格。実戦経験、肩の回復具合など未知数ながらそのポテンシャルに注目が集まる。

　山本大貴（北星学園大付）も全道経験のない無名左腕ながら、やんちゃな投球が魅力。春の背番号18の意味を自覚できれば夏の爆発も期待できる。

　無印の二人と対照的な存在が清水洋二郎（函館ラ･サール）。ラ･サール中時代にＫボール日本代表経験があり、ストレートの最速は135キロながら杉内俊哉（巨人）に似た力みのないフォームから、腕の上げ下げやスクリューを武器に巧みな投球を見せる。打っては3番のワンマンチームだが性格もよく、体力がつけば楽しみな存在だ。

実力校の実戦型右腕

　昨夏甲子園のマウンドに立った横内雅樹（札幌第一）は武田久（日本ハム）ばりに170センチの上背で思い切り叩く投球が持ち味。ストレートは140キロに迫るが今季は好調時に遠く、体のキレを戻したいところだ。

　盛勇太郎（北海）、白崎塁（札幌日大）、吉尾洸介（駒大苫小牧）はタイプの似た実戦型右腕。横内を含め夏までの成長、調整がチームの甲子園ロードを左右する。

　経験を含めた総合力で圧倒するのがセンバツ8強左腕・大串和弥（北照）。チーム内には190センチの本格右腕・村上海斗、左横手の山田宏夢（2年）と異なるタイプの投手がいて、自分の世界で勝負できることも大きい。夏を見据え完成度をどこまで高められるか。

【注目選手】上出雄司（札幌光星）