今季、神宮球場でもっとも声援を受けたの大松尚逸……ではなく広島のあの選手!?
10月3日、ヤクルトは11人の戦力外通告者を発表した。そのなかには今浪隆博、飯原誉士といった中堅どころも含まれており、あらためて勝負の世界における厳しさを知ったファンも多いだろう。今浪は「甲状腺機能低下症 橋本病」により現役を引退。飯原は他球団でのプレーを目指し現役を続行する見込みだ。
戦力外を告げられた日に行われたヤクルトの今季最終戦では、2人の出囃子が鳴り響くとライトスタンドからはひときわ大きな声援が送られた。それは、今や日本球界のトップ選手となった山田哲人への「やまーだてつと」コールに勝るとも劣らない声量だった。
昨シーズンの今浪と飯原は主に代打として起用されたが、今季の出場機会はほとんど与えられなかった。一方の山田も極度の不振。代打での一打や主砲の一発を期待する声援もどこか湿りがちだった。それでは今季、神宮球場で多くの声援を受けたのは誰だったのだろうか。
そんな疑問を解決すべく、神宮球場でのヤクルト戦全試合を観戦した筆者が独断と偏見で選ばせてもらった。もちろん、ロッテ戦試合終了後のパフォーマンスのように声量の音圧を測っているわけではないので、あくまで体感であることをお断りしておく。