「超変革元年!」から来季に向けて 〜阪神・金本知憲監督は「超変革」を貫くべきか〜
「超変革!」
開幕前はとても新鮮な言葉だった。チームに対する期待度は例年になく高まっていた。
しかし今となっては、「やはり変われなかった阪神」を揶揄する言葉として、使い古された印象しかない。
根本からチームをひっくり返すつもりで望んだ今シーズン。思い通りの野球ができず、ベンチで苦虫を噛み潰したような金本知憲監督の表情だけが残像として残っている。
「超変革!」という、大きなお題目を掲げたがゆえに、チームが勝利から遠ざかると周りからのバッシングは「超」がつくほど厳しいものとなった。
1年で「超変革」の結果を出せるほどペナントレースは甘くない。
だがあえてここは、「超変革元年!」として、今シーズンの戦いぶりから、2年目、3年目につながる成果を探ってみた。