80年前の歴史的好投、日本プロ野球の源流に思いを馳せて……沢村栄治(元読売ジャイアンツ)/第61回
みなさま、新年あけましておめでとうございます。
今年も、この連載コーナーをよろしくお願いいたします。
2014年は、日本で初のプロ野球選手が誕生して、大リーグの選抜チームと試合をした1934年から数えて80周年だそうです。
それにちなみまして、今回は沢村栄治投手を描きました。
1934年、ベーブ・ルース、ルー・ゲーリッグ、ジミー・フォックスなど錚々たるメンバーが揃って来日した大リーグ選抜と全日本チームが日本各地で試合をしました。日本はアメリカの圧倒的な実力を前に16戦で一つも勝てなかったのですが、そのなかでも、全日本チームで当時最年少17歳だった沢村投手の“伝説の快投”は今も語り継がれています(8回を投げきり、5安打1失点、9奪三振、ゲーリッグ選手の勝ち越しソロホームランによる1失点のみ)。
この日米野球をきっかけとして、のちの読売ジャイアンツとなる「大日本東京野球倶楽部」が結成されました。80周年をきっかけに、今一度、日本のプロ野球の歴史を振り返り、往年の偉大な名プレイヤーたちに思いを馳せるのもたいへん興味深いことだと思います。
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絵と文=横山英史(よこやま・ひでし) /1980年生まれ。野球を題材にしたイラストを得意とするイラストレーター。スポーツ雑誌のイラストやオリックス・バファローズの選手紹介イラスト(2003〜2005年)や、メジャーリーグ カンザスシティ・ロイヤルズのクラブハウスに飾られているチーム歴代プレイヤーを描いた作品なども制作。
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