セ・リーグのCSは雨と台風で波乱の展開になった。なんとか白黒スッキリの決着になったが、仮に阪神や広島が雨天中止による勝敗同数のまま上位チームのレギュレーションで駒を進めていたならば、四半世紀はモヤモヤの残る事件になっていただろう。
その最中で盛んに訴えられていたのはダブルヘッダーの実施だ。CSでは行われない規則になっているが、公平感のためにも将来的には必要になるかもしれない(実際にはチケットや選手枠の問題などもはらんでいるが……)。
そこで注目されたのがメジャーリーグだ。メジャーリーグではシーズン162試合の日程を消化するためにダブルヘッダーや試合開始の長時間延期などが行われている。
その手法はさておき、そもそも「162試合」という膨大な試合数に疑問が浮かばないだろうか。
メジャーリーグはア・リーグ、ナ・リーグにそれぞれ15球団が属し、そして各リーグで東地区、中地区、西地区の3地区に分かれているが、どんな内訳になっているのかは意外と知られていないところだ。
日本はリーグ戦+交流戦と簡潔だが、実はメジャーはやや複雑な組み合わせになっている。2017シーズンの全162試合の振り分けを見てみよう。