File.015ワンバウンドティー
タイミングの基準をつくる
■練習法/パートナーが投げたワンバウンドをセンター方向へ打ち返すティー。センター方向には「的」を張り、目標を明確にする。
■狙い/桐蔭学園中・大川監督発案のメニューである。このあとのメニューでも紹介するが、大川監督は弾む軟球の特性を利用し、ワンバウンドをバッティング練習に活かしている。ボールがワンバウンドすることで、タイミングを取る基準を作りやすくなるという。ボールに対してタイミングが遅いのか早いのか。ワンバウンドする地点をひとつの基準にして、考えることができる。
■注意点/と打つのではなく、どこに打つかを明確にしてのぞむこと。このメニューにかぎらず、ボールを打つバッティング練習に共通することだ。基本はセンター方向となる。弾みの小さい硬球ではできないメニューかもしれない。ぜひ軟球を手に入れて、試してみてほしい。
▲通常のティーよりも離れた距離から、投げ手がワンバウンドを投げる。おおよそストライクゾーンの範囲に投げればオッケー
▲ワンバウンド地点を基準にして、バッターはタイミングを取る。はじめはゆるいボールから始めてみるとやりやすい
▲打球の狙いはセンター方向。桐蔭学園中はティーをするときは、常に「的」を張ってセンター返しを意識づけている
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