1998年から2012年まで、15年にも及んだ広島の暗黒時代。その渦中においても、特に不振に苦しんだのがこの2010年であった。 その不振ぶりは、今年で創立70周年を迎える球団史の中でも屈指との呼び声が高い。果たしてこの2010年は、いかなる惨劇が起きたのか? 一方、漆黒の闇の中にも、現在の「強豪・広島」に繋がる希望の光が微かに見えたのもまた事実。そんな光と闇が激しく交差した2010年の広島を余すことなくお伝えしたい。