《週刊巨人特集》「くたばれ読売」はくたばるのか? 〜「くたばれ」をスルーできる巨人の恐ろしさ〜
サッカー・J2、ギラヴァンツ北九州の「ぶちくらせ」騒動をご存知だろうか。
「ぶちくらせ! 北九州」
昨季までコアサポーターが集まるスタンドの直下に掲示されていた横断幕。そしてチャント(応援歌)に使われていた「ぶちくらせ」の文言が「不適切な表現」「子どもたちに悪影響」として問題になったのだ。
「ぶちくらせ」とは北九州の方言で「ぶっ倒せ」の意味合いを持つ。それに対し、クラブ側が使用禁止を発表。応援団体を中心に「方言狩りだ」という反発が起こり、結局、昨年11月6日に使用を継続したサポーター14人を無期限入場禁止処分に。クラブ社長も引責辞任する事態に至った。
火種は今もくすぶり続けている。8月21日のアウェー・熊本戦ではサポーターが「ぶちくらせ」コールと同じリズムで「ぶちかませ」コールをしたとして、クラブスタッフが抗議の意味で試合後、選手をサポーターから遠い位置であいさつさせた。
翌日にクラブ側は公式HPに「ぶちかませ」自粛とあいさつ位置の謝罪を掲載したが、もはや泥沼化している。