チーム防御率3.90はリーグ最下位…。2位に転落したカープ“失速”の引き金は若手先発陣の崩壊!?
開幕2戦目から引き分けを挟んで10連勝を決め、独走態勢に入るかと思われた広島。しかし、失速は思ったよりも早くやってきた。
本稿執筆時点で20勝14敗1分。首位・阪神と1.0ゲーム差の2位。大局で見ればいいスタートといえるかもしれないが、5月5日から7日にかけての阪神3連戦では、手痛い3連敗を食らった。
しかも、その内容はなかなか悲惨だ。1戦目では4点リードをひっくり返され、5対8で敗北。2戦目は、一時は9対0まで点差を広げたが、歴史的大逆転を喫して9対12。雪辱を果たしたい第3戦は0対6で完敗。ただでさえ絶好調の阪神に勢いを与えてしまった。
下がり目の印象の広島だが、なぜこんな事態に至ったのか。4月後半からの誤算をまとめてみたい。