潔く後進に席を譲った井口資仁(ロッテ)の背中から学ぶこと。9月24日の引退試合を待て
6月20日に現役引退を発表した井口資仁(ロッテ)が、8月27日のヤフオク!ドームでのソフトバンク戦で、実質的にラストとなる試合を終えた。
引退表明後も試合に出ていたが、井口は首脳陣に「若い選手を使ってほしい」と申し出て、自ら後進に道を譲る決断を下した。
この日は古巣・ソフトバンク戦で、4番・DHでスタメン出場。相手の先発投手はダイエー時代のチームメイトで、ヒジの手術明け初戦の和田毅。縁を感じるゲームとなった。
3度打席に立った井口の結果は、センター前ヒット、空振り三振、センターフライ。一方、和田は5カ月近いブランクがありながら6回を2安打無失点と好投。そして、その2安打のうちの1本を放ったのは井口だった。