巨人のエース・斎藤雅樹が1989(平成元)年7月15日のヤクルト戦を完封で締め、5月10日の大洋戦から11試合連続完投勝利のプロ野球記録を樹立した。しかもすべての試合で自責点が2以下、4回の完封を含む、最高の出来。前年に12勝を挙げた斎藤は、これを機に一層の飛躍を遂げ、真のエースに成長。この年は20勝7敗、防御率1.62で最多勝・最優秀防御率を獲得し、沢村賞などにも選出された。