11月30日、阪神からFA宣言していた大和(前田大和)のDeNA移籍が発表された。
2014年にゴールデン・グラブ賞を獲得した中堅の守備はもちろん、二塁、遊撃の守備も抜群で球界屈指のユーティリティープレーヤーとして一目置かれている。大和の流出に阪神ファンは嗚咽を漏らしているが、ファンの間で議論になっているのは、DeNAが提示した3年3億円(推定)の契約条件だ。
大和の守備は誰もが認めるところだが、規定打席に到達したのは2013年と2014年のみで、直近の3年間はチーム事情もあってスーパーサブの位置づけだった。
FA宣言前後には年俸8000万円前後の提示が有力とみられていたが、まさかの大台突破を決めた。
大和に1億円は果たして高いのか、安いのか。近年の守備職人たちの最高到達年俸と照らし合わせながら探ってみたい。