センバツ準決勝のいちばん長い日。1990年、魂と魂がぶつかり合ったダブル延長戦
3月26日、福大大濠対滋賀学園、福井工大福井対健大高崎の2試合が延長15回引き分け再試合となった。「2試合連続引き分け再試合」は甲子園史上初。
まさに激闘と呼ぶにふさわしい熱戦が繰り広げられているが、過去には「準決勝2試合がともに延長サヨナラ決着」という大会もあった。
それは1990年、第62回大会でのこと。延長13回、延長17回と2試合続けて激闘が続いたこの日は、「センバツ史上最高の準決勝日」とも言われているが、それはどんな試合だったのか。準決勝が目の前に迫る今、時間の針を巻き戻してみたい。