今年も元気に現役続行! レジェンド・イチローのルーキー時代の2軍成績がスゴすぎる件
年が明けた2016年、今年の10月で43歳を迎えるイチロー。日本時代の7年連続首位打者をはじめ、メジャーでの首位打者2回、日米通算でMVPを4回獲得した現役レジェンド。
そんなイチローだが、1991年に愛工大名電高からドラフト4位でオリックス入団後、しばらくは2軍暮らしをしていた。
1軍での成績を1年目から列挙するとこうだ。
<1軍>
【1年目】40試合/打率.253/0本/5打点/3盗塁
【2年目】43試合/打率.188/1本/3打点/0盗塁
【3年目】130試合/打率.385/13本/54打点/29盗塁
3年目に仰木彬監督が就任。“鈴木一朗”の才能を見出し、1軍スタメンに抜擢。登録名を「イチロー」に変更し、大ブレイクを果たした。
そう言われることの多いイチローだが、気になるのは1〜2年目の2軍成績。稀代のバットコントロールを有するスーパースターは、どんな2軍成績を残していたのだろうか…!?
<ファーム>
【1年目】58試合/打率.366/3本/16打点/10盗塁
【2年目】48試合/打率.371/8本/23打点/11盗塁
なんと高卒1年目から脅威の高打率を残し、ウエスタン・リーグで首位打者を獲得。2年目は1軍登録期間が長かったことから規定打席には届かなかったものの、高打率をキープしている。
現役選手と比較してみると、そのスゴさが実感できる。
たとえば、高卒2年目に全試合スタメン出場を果たした坂本勇人(巨人)は、
【1年目】77試合/打率.268/5本/28打点/ 5盗塁
2015年、高卒ルーキーながら1軍で46試合に出場、打率.285の活躍を見せた淺間大基(日本ハム)は、
【1年目】 65試合/打率.300/7本/37打点/11盗塁
2人とも超ハイレベルと言えるが、イチローはやはりそれすらも凌駕するレジェンドの領域に達していた。
迎えた2016年。果たしてイチローに匹敵する成績を残す高卒新人が現れるか!? 注目してみよう。
文=落合初春(おちあい・もとはる)