広島の暗黒期に燃えた男たち。若き4番・栗原健太、チャーリー廣瀬純らに「いつかは」と夢を託した
広島が強すぎる。8月1日現在、61勝33敗2分。2位の阪神に11ゲーム差をつけ、昨季に続きペナントレースを独走している。しかし、つい数年前までは泥沼の暗黒時代にもがいていた。
その頃、広島がここまで強くなることを予想できたファンはいただろうか? 恐らく、今の圧倒的な強さを思い描けていたファンは一握りだったことだろう。
それでも暗黒時代にあって、ファンは「いつかは黄金時代がくる」と願っていた。そして、それを築くのは暗黒時代の主力たちだと信じていた。しかし、黄金時代が到来しつつある今、暗黒時代に夢を託した選手の姿はほとんど見られない。
強くなった今だからこそ、あえて、暗黒時代の主力たちに想いを馳せたい。