File.008タイヤ叩き
インパクトで押し込む
■練習法/地面に置いたタイヤをバットで振り抜き、前へ進めていく。インパクトに強さがなければ、タイヤは動かない。
■狙い/低めの打ち方と後ろ手の押し込みの感覚を養う。タイヤが置いてあるのは、地面ぎりぎりのボールゾーンだ。このボールを打つには、バットをタテに動かして、ゴルフスイングのように振らなければいけない。後ろの肩を下げて、アッパースイングのイメージで振り抜く。
タイヤを動かすには、後ろ手の押し込みが必要。タイヤとバットが当たるインパクトの瞬間は力を緩めずに、グッと押しかえす。日頃、軟球を打っている中学生はインパクトで押し込む感覚を得づらい傾向にある。
タイヤではなく、ボクシングで使うサンドバックを吊るして振り込んでいるチームも見たことがある。重さに負けないインパクトの強さが求められる。
■注意点/あまりやりすぎると、手首を痛める恐れがあるので数には注意しよう。また、次の「タイヤ素振り」と同じく、構えたときにピッチャーを必ずイメージすること。目線に気をつけよう。
▲目線が下を向かないように、ピッチャーを必ずイメージして構えてから、低めのボールを打ちにいく
▲バットでタイヤを叩き、タイヤを前へ動かす。タイヤに押し返される力に負けないように、体を使って押し込む
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