【徳島・投手編】ドラフト関連度C
鳴門の玉三郎の制球力
徳島の投手陣を牽引するのは板東湧梧(鳴門)。今春センバツではすべての球種を4コーナーに投げ分ける制球力を披露。端正なマスクも相まって“鳴門の玉三郎”と呼びたいスター性のある右腕だ。
左腕では、今春県大会で3完投25三振を奪った岡田律(徳島科学技術)。一冬越えて8キロ体重が増え、球威が向上した。また、上田優介(川島)は小島和哉(浦和学院)のように今春センバツで勝ち上がった左腕の多くが武器にしていたチェンジアップを操る。
サイドでは4月の練習試合で明徳義塾(高知)を完封した矢野隆貴(鳴門渦潮)や総体協賛ブロック大会で徳島商を2点に封じた柳本隼人(城ノ内)が面白い。
坂本温基(徳島商)と徳田誉顕(生光学園)は体力自慢の投手たち。特に徳田は春の県大会準決勝で延長14回188球を投げても涼しい顔。私学が甲子園に出たことがない唯一の地区・徳島で歴史を作るべく、アウトステップの踏み出しを修正し、カットボールの精度を高めている。
【注目選手】坂本温基(徳島商)