今ドラフトは1年前から、いや、2年前から清宮幸太郎(早稲田実)が注目の的だったと言ってもいいだろう。高校生史上最多タイとなる7球団が競合。抽選の末に日本ハムが交渉権を獲得した。
筆者の贔屓球団でもあるヤクルトは清宮の抽選を外し、「九州のベーブ・ルース」こと村上宗隆(九州学院高)を外れ1位指名。ここでも楽天、巨人と競合したが、小川淳司新監督がしっかりと当たりくじを引き当てた。ただ、この外れ1位を会心の指名と言ってしまっていいのかどうか難しいところだ。もちろん村上の善し悪しではなく「1位で清宮を獲りにいき外した」という事実があるからだ。それでは、ヤクルトにおける会心の指名はだれになるのだろうか。