ソフトバンクファンの筆者が、「ワタシ、あの時優勝をあきらめました」という企画タイトルに対して回答するなら、9月24日の楽天戦になる。この日の試合前の時点で、西武の優勝マジックは2。ソフトバンクが楽天に敗れ、西武がオリックスを下せば、辻発彦監督が宙に舞う。ただ、両チームの結果次第では、ソフトバンクに逆マジック点灯の可能性もあった。
そんな重要な試合で、ソフトバンク打線は美馬学、宋家豪、森原康平、松井裕樹の楽天投手陣を攻めあぐね2点どまり。その一方で、先発の千賀滉大がウィーラーに2ランを浴び、その後を受けた甲斐野央、モイネロも浅村栄斗の二塁打などで2点を失い、痛恨の敗戦。勝てば3位が決まるという、楽天のモチベーションに屈した形となった。
ゲームセットの時点で、ZOZOマリンスタジアムで行われていたロッテ対西武の試合は、8回裏で西武が7点リード。さすがに諦めざるを得なかった。