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勝手に新人王レース最終回! 京田陽太(中日)と濱口遥大(DeNA)の争いは投票までわからず!?

勝手に新人王レース最終回! 京田陽太(中日)と濱口遥大(DeNA)の争いは投票までわからず!?

 新人王有資格者の活躍度を競う勝手にレース企画「新人王レース2017」も最終回。シーズン序盤から先発、リリーフ、野手の3部門で活躍ぶりをポイント化してきたが、最後にトップに立ったのは誰だ!? 今年、活躍したフレッシュスターをランキング形式で紹介しよう!

ポイントの算定基準


 レースの基準となるポイントの算出法は以下の通り。ほとんどの年でこのポイント最上位の選手が新人王に輝いている。

■野手
(塁打+四死球+盗塁)×1ポイント

■先発投手
(投球回数×1ポイント)+(勝利数×10ポイント)

※投球回数は1/3回、2/3回は切り下げ

■救援投手
(登板数+ホールド数+セーブ数)×2ポイント

セ・リーグ野手ベスト3


■1位
京田陽太(中日/内野手/1年目)
141試合:打率.264(564打数149安打)/4本塁打/36打点/23盗塁
200塁打+27四死球+23盗塁=250ポイント

■2位
大山悠輔(阪神/内野手/1年目)
75試合:打率.237(198打数47安打)/7本塁打/38打点/2盗塁
82塁打+21四死球+2盗塁=105ポイント

■3位
西川龍馬(広島/内野手/2年目)
95試合:打率.275(204打数56安打)/5本塁打/27打点/4盗塁
85塁打+11四死球+4盗塁=100ポイント


セ・リーグ先発投手ベスト3


■1位
濱口遥大(DeNA/投手/1年目)
22試合:10勝6敗/防御率3.57/投球回123.2
123投球回+10勝=223ポイント

■2位
星知弥(ヤクルト/投手/1年目)
24試合:4勝7敗/2ホールド/防御率4.73/投球回110.1
先発(18試合):102投球回+4勝=142ポイント
リリーフ:6試合+2ホールド=16ポイント
合計:158ポイント

■3位
畠世周(巨人/投手/1年目)
13試合:6勝4敗/防御率2.99/投球回72.1
先発(12試合):69投球回+6勝=129ポイント
リリーフ:1試合=2ポイント
合計:131ポイント


セ・リーグ救援投手ベスト3


■1位
三ツ間卓也(中日/投手/2年目)
35試合:2勝1敗/11ホールド/防御率4.06
リリーフ:34試合+11ホールド=90ポイント
先発(1試合):5投球回=5ポイント
合計:95ポイント

■2位
池田駿(巨人/投手/1年目)
33試合:0勝2敗/4ホールド/防御率3.35
リリーフ:31試合+4ホールド=70ポイント
先発(2試合):7投球回=7ポイント
合計:77ポイント

■3位
石崎剛(阪神/投手/3年目)
26試合:1勝1敗/4ホールド/防御率1.17
26試合+4ホールド=60ポイント


セ・リーグ新人王レース総評


 セ・リーグの新人王争いは混戦。京田陽太(中日)が有力視されているが、濱口遥大(DeNA)も大台の10勝に到達した。この「新人王レース」では京田が逃げ切ったが、実際はどうなるか? 京田の守走がどこまで評価されるかがカギを握りそうだ。

 大山悠輔(阪神)はスタメン定着で野手部門の2位にランクアップ。リリーフ部門3位の石崎剛(阪神)も着実にセットアッパーに近づいており、阪神ファンは嬉しい限りだろう。

 ただ、セ・リーグ全体ではやや新顔が乏しかった。今年のドラフトでは即戦力に注目したい。


パ・リーグ野手ベスト3


■1位
源田壮亮(西武/内野手/1年目)
143試合:打率.270(575打数155安打)/3本塁打/57打点/37盗塁
202塁打+42四死球+37盗塁=281ポイント

■2位
石井一成(日本ハム/内野手/1年目)
114試合:打率.205(317打数65安打)/3本塁打/24打点/3盗塁
86塁打+29四死球+3盗塁=128ポイント

■3位
武田健吾(オリックス/外野手/5年目)
97試合:打率.295(207打数61安打)/2本塁打/14打点/0盗塁
75塁打+8四死球+0盗塁=83ポイント


パ・リーグ先発投手ベスト3


■1位
山岡泰輔(オリックス/投手/1年目)
21試合:8勝11敗/防御率3.74/投球回149.1
投球回149+8勝=229ポイント

■2位
石川柊太(ソフトバンク/投手/4年目)
34試合:8勝3敗/1ホールド/防御率3.29/投球回98.1
先発(12試合):65投球回+6勝=125ポイント
リリーフ:22試合+1ホールド=46ポイント
合計:171ポイント
(※先発ポイントにおける勝利数は先発時のもの)

■3位
酒居知史(ロッテ/投手/1年目)
19試合:5勝1敗/1ホールド/防御率3.13/投球回74.2
先発(9試合):63投球回+5勝=113ポイント
リリーフ:10試合+1ホールド=22ポイント
合計:135ポイント


パ・リーグ救援投手ベスト3


■1位
黒木優太(オリックス/投手/1年目)
55試合:6勝3敗/25ホールド/2セーブ/防御率4.22
55試合+25ホールド+2セーブ=164ポイント

■2位
近藤大亮(オリックス/投手/2年目)
55試合:1勝1敗/25ホールド/1セーブ/防御率3.07
55試合+25ホールド+1セーブ=162ポイント

■3位
有吉優樹(ロッテ/投手/1年目)
53試合:2勝5敗/16ホールド/1セーブ/防御率2.87
53試合+16ホールド+1セーブ=140ポイント


パ・リーグ新人王レース総評


 パ・リーグは源田壮亮(西武)がぶっちぎり。新人歴代3位の155安打を放ち、盗塁数もリーグ2位。新人王は決まりだろう。

 後半戦に奮闘したのは酒居知史(ロッテ)。8月に先発として1軍に戻ると、9試合で5勝1敗、2完投の好成績を挙げた。今季は悲惨な成績に終わったロッテだが、有吉優樹もセットアッパーに昇格。即戦力投手が結果を出したことは評価できる。シーズン前は新人王候補筆頭だった佐々木千隼が、酒居とともに真価を発揮すれば、投手陣崩壊に歯止めがかかるだろう。

 オリックスも黒木優太、近藤大亮がフル回転。リリーフ王国再建の日も近い。また、ランキング外では日本ハムの2年目・横尾俊建が8月末からシーズン終了までに7本塁打をかっ飛ばしている。

 投打に逸材が揃ったパ・リーグ。来年はどんなニューフェイスが現れるか!?


文=落合初春(おちあい・もとはる)

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